カフェ・フリーデン　死者を悼むということ
～「怨親平等」から靖国神社、そして震災慰霊へ～

　安保法制の施行・「駆けつけ警護」の訓練など戦争への準備が着々と進められている現在、「どのようにして戦争に抗するか」という問いは今まで以上に現実味を帯びたものとなってきています。歴史を振り返ってみると、近代以降の国家が戦死者を「顕彰」することにより、国民を戦争へと動員していったことは自明の事実として認識されているといえるでしょう。

　「戦う国家は祀る国家である」とも言われていることを前提とするならば、現在「死者を悼むこと」について考えることは、「戦争に抗する」ための一つの試みでもあるのではないでしょうか。

今回のカフェ・フリーデンでは、そうした問題意識を据え置きながら、「靖国の思想」について改めて見直すと共に、その思想形態のなかでは語りつくせない、この列島における「慰霊」や「追悼」、そして「顕彰」の様相を考えてみたいと思います。

日時

2016年12月15日（木）18：30～20：30
（開場18：00）

場所

京都YWCAうららかふぇ

参加費

300円（お茶付き）

対象

一般

話題提供者

片岡英子さん（龍谷大学大学院生・京都YWCA平和委員）

＜プロフィール＞
1987年生まれ。龍谷大学大学院博士後期課程在籍・日本史学近現代史専攻。第二次世界大戦における日本人BC級戦犯の戦争責任の問題を研究。2016年度より、京都YWCA平和委員として活動中。

申込み

準備の都合上、京都YWCAまで電話、メールまたはFAXにて事前にお申込みいただけると助かります。

カフェフリーデンとは

　フリーデンとはドイツ語で「平和」という意味です。おいしいコーヒーや紅茶とともに時事問題・歴史問題の映像を見たり、ゲストのお話などを聞いたり勉強しんがらいろんなことを気軽に率直に話し合う場です。お茶でも飲みながらざっくばらんにお話ししましょう。
　当日は、京都YWCAのボランティアが腕をふるったおいしい軽食をご用意いたします（参加費は別途有料）。お楽しみに♪

主催

京都YWCA平和委員会