カルーナ教育奨励基金の報告

《カルーナニュースレター13号（2021年8月号）より》

　「カルーナ教育奨励基金」利用者からの報告

こんにちは！お久しぶりです。

転学のために教育奨励金を受給させていただき、この春無事に大学に進学することができました。今は国際文化についての基礎的な授業を受けています。コロナ禍ではありますが、週に2回ほど学校に通い良い友達や良い先生に囲まれて毎日楽しく過ごしています。

先日、人生で初めて恋をしました。両親は私に人生の苦痛を与えるために私を産んだのだと思っていたので、恋愛はとても残酷なものであるという認識が強かったです。しかし、カルーナでのゆっくりとした生活環境や、居場所としての安心感、教育奨励金や奨学金による経済的な安定が、私の心や世界を大きく変えました。依存や個人領域への侵略ではなく、その人をその人として愛するという感覚を少しずつ取り戻せているように思います。このことを高校生の頃からお世話になっている支援者に伝えたところ、涙を流して喜んでくれました。伝えることに対して本当は少し恥ずかしかったのですが、どうしてもお礼を伝えたかったのです。生きていることも悪くないと思った、と伝えるとまた少し泣いて、笑っていました。

ここがゴールではありませんが、自分が与えられた傷つきを見つめることから自分で癒せる段階まで、少しずつ足を進めていけるように思います。今は、カルーナの元でゆっくり生活を組み立てる練習をしていますが、日常生活のルーティンを作ることがなかなか難しく、苦戦しています。いつか来る自立生活の時までもう少し、カルーナの職員さんとともに歩んでいきたいと思います。    (I)

❥　お支えくださりありがとうございます　❥　　　　　　　　　　　　　　　

【後援会会員・教育奨励基金・寄付者】（順不同・敬称略）2021年1月1日～6月30日

文田則子、イエニックふたみ、伊東真喜子、井上摩耶子、井上里佳、今村武廣、上村兪巳子、大槻裕樹、大山悠子、小川久美子、織田雪江、亀田和代、小泉小枝、神門佐千子、小杉總子、小寺敬子、小林裕彦、小宮一子、近藤純弘、近藤八津子、近野玲子、齋藤常子、斉藤洋子、篠田茜、島嵜明子、聖アグネス教会、竹岡哲朗、竹内二三、竹之下雅代、館山英夫、鶴崎祥子、寺田有古、都木かおり、冨田惠津子、同志社女子大学宗教部、中野かおり、永井潤子、西澤良子、西村由里、日本キリスト教団京都教区京都南部地区、日本キリスト教団京都丸太町教会、日本キリスト教団京都丸太町教会シオン会、日本キリスト教団京北教会、日本基督教団京都御幸町教会、野崎千代、弘中奈都子、堀部碧、マラナタ会、宮川道子、森のの子、山上義人、山崎美和子、山本知恵、横川幸治、横川宏美、吉武恭子、吉村富式、若尾典子、匿名希望5名

心よりの感謝を添えてご報告申し上げます。なお、万が一、記載漏れやお名前に間違いがありましたら、ご容赦いただくと共にすぐにご連絡下さいますようお願い申し上げます。