活動報告
(財)京都YWCA主催の講演会、学習会などのプログラム報告です。
多くの方のご協力、ご参加に心から感謝いたします。
2/4-5に、ワン・ワールド・フェスティバルが大阪で開催され、ヒューライツ大阪主催の改定入管法講座に、5人のAPTメンバーが参加しました。
新入管法の下では、行政上の手続き等において利便性が増す一方、従来からの外国人管理体制をさらに強める改悪法としての側面が批判されています。
正直、便利になったという点では、今回の改定を評価すべきところもあるかと思います。しかし、非正規滞在者や日本人配偶者と死別・離婚した方等、社会的な弱者に対しての改定法における処遇は、先進国における移民政策のトレンドとも言うべき、移民の選別化と社会統合の潮流が日本でも強くなってきてい ることを感じさせます。
入管法講座に出席して、この国における外国人政策の最も基本的な問題点は、外国人だけを必要以上に差別的に扱う日本人のメンタリティにあるのではないかと考えました(もちろん話を複雑化するとこれだけでは済まないでしょうが・・・)。そのようなメンタリティは既に、移民ではなく「外国人」という言葉を用いて、日本人とそうでない人とを二分法的概念に当てはめ、日常的に区別しているところにも表れていると思います。
日本では、アメリカなど他の先進国で実施されているような、ソーシャルセキュリティ番号の制度がまったく浸透していません。それは政府に管理されるのを嫌がる国民が多いためですが、それなら何故、日本に長く居住する外国出身者に対し、 差別的な管理体制を強いることが許されるのでしょうか?
内なるものと外なるものを区別する思想は、日本の長い歴史や環境の中で培われてきたものだと言うこともできますが、その議論はおそらく、私たちの生きる現代につながる時の中で刻まれた暴力のすべてを考慮した時には、ただの言い訳のように聞こえてしまうでしょう。質疑応答の時間に在日2世の方がなされた日本社会への問いかけは、改定入管法が投げかけてくる課題のすべてを象徴的に語っていたように思います。
◆資料『改定入管法Q&A』は、以下のURLにて閲覧可能です。
http://www.repacp.org/aacp/index.html
2012年02月04日(土)
